作品内容
容堂と根津が雅彦のもとを去る。だが雅彦は、河原崎を遂に立ち上がらせることに成功した。続々と河原崎のもとに馳せ参じる総会屋たち。雅彦は後顧の憂いをたつため、金城を鉄道事故に見せかけて処分した。その現場を調べた蛇沼が、遂に残された証拠の薬莢と、雅彦の指紋を発見する! 奈美を拉致された雅彦は、誘い出されて刺客に襲われ、死亡? 雅彦の死を聞いた奈美は自殺。河原崎の病死で、矢島は株主総会での勝利を確信するが、土壇場で登場した雅彦により、殺人教唆を糾弾されて自殺。とうとう東和鉄道を我が物とした雅彦だった。社長室のソファーの体を埋め、感慨にひたる雅彦。そこへ逮捕状を手にした蛇沼が…。