作品内容
脅され、脱がされ、犯された。殺人犯の娘として生きる最悪な日々。現実逃避の空想は独り歩きを始め、少女を復讐へと駆り立てる。――夫とその不倫相手4人を殺した連続殺人犯の娘、真冬。周囲に事件が知れ渡る頃、真冬にとって日常は逃げ場のない地獄と化していた。容赦のないイジメ、売春強要、性行為の撮影。相談できる相手もいない為、昔から趣味だった絵本執筆を続けることで狂いそうな精神を正気に保っていた。そんなある日、絵本の中で制裁したはずの男が、実際に死亡していた事を知る。半信半疑の真冬は再びペンを取るのだが…